なつかしい日本の情景・たけなかアトリエ

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2024/11/19 09:27

今に暮らす幸福

先日の日曜の午前、宮若市にある貝島百合野山荘の見学に行ってきました。
整備されていなくて観光資源にもならず勿体無いけど、それでも当時の炭鉱王の暮らしぶりがわかる豪邸でした。

二階には水洗トイレ、客間には日本に3台しかないという昭和初期の自動演奏ピアノ、現存する日本最古と思われる車椅子、専用の理髪屋など、想像を超えるものがたくさん。当時の思いつく限りの贅を凝らした暮らしがうかがえます。

夜は大河ドラマ「光る君へ」で、いよいよ藤原道長が栄華を極め、有名な望月の和歌「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」を詠む場面でした。
彼もまた当時の権力の最高位を得て思うがままの暮らしをしていたと思います。

しかしながら今に生きる私は貝島さんよりも道長さんよりもいい暮らしをしていると思う。
ボタンひとつで風呂が沸き、トイレに行けばウォシュレットがある。
買い物に行けば世界の食べ物が手に入り遠く離れていても画面を通して会話できる。
ああ、なんて幸せな暮らしをしてるんだろう。
ありがたいことですね。