なつかしい日本の情景・たけなかアトリエ

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2024/09/25 15:25

昭和のあの日、足踏みミシンでお母さんが服を作ってくれた

昭和のあの日、足踏みミシンでお母さんが服を作ってくれた

昭和のあの日、足踏みミシンでお母さんが服を作ってくれた


★昭和の力を見直そう

子供はすぐに大きくなります。
今は安くておしゃれな子供服がいくつもあって、しかも安価に購入することができますが、昭和40年代くらいまではお母さんの手作りの服を着る子がたくさんいました。
お店で買った服よりも素朴で決しておしゃれではなかったかもしれないけれど、そこにはお母さんのぬくもりや愛情が感じられ、着ているだけで安心できました。
不器用でうまく作れないお母さんもいましたが、ちょっと失敗したところがあったとしても、それも嬉しいことでした。
お母さんが自分のためにミシンを踏む音を聞くだけで幸せな気持ちになりました。

先日、先天性の皮膚の病気の子供の話を聞くことがありました。
毎日何度もお母さんから薬を塗ってもらわないといけない難病です。
本当に辛い思いをしている子供達だけど、一人の例外もなく心が優しい子だそうです。
お母さんが1日に何度もお薬を塗ってくれることで、優しい心が育つのだそうです。
お医者さんはこれを「スキンシップ遺伝子」と名付けました。

むかしむかしお母さんが作ってくれたシャツやセーター。
今でもはっきり覚えている服がいくつもあります。
お母さん、ほんとうにありがとう。

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2024/07/24 20:05

京都の寺町で探し回ったイタチの毛の筆

いつも使っている筆がイタチの毛がなくて廃盤となったので大変困っていました。
前々から京都へ行くことを計画してたので筆の買い出しも。
寺町通の3軒のお店でちょっとずつ買いました。
(ちなみに右端はめちゃ安チャイナ製使い捨てタイプで、これも試しに買ってみたけどあまり使える代物ではなかったです)

福岡から買いに来たというと驚いてましたが、
「イタチの毛がないんですよね?」と聞いたら2軒目のご主人は乗ってきて事情を詳しく教えてくれました。
チャイナのイタチは猫ほどの大きさらしく、その毛でないと筆にならないそうです。
そのイタチがコロナの原因と疑われたため、毛をとる人がみんないなくなってしまったそうです。
職人も生活があるから転職したので毛が全く生産されなくなるのは必然ですね。

ということで、とりあえずちょうど良さそうな筆を2本ずつ購入。このうちのどれかが手に合う筆だと分かれば追加注文します。
でも真ん中の筆は在庫もなくこれが最後の商品でした。

コロナの影響はこんなところにも出てきてるんですね。

京都の寺町で探し回ったイタチの毛の小筆

京都の寺町で探し回ったイタチの毛の小筆

 

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2024/07/24 19:58

心に神様がいてくださる子供に

子供ができて幼稚園を探していた時、仏教でもキリスト教でもいいので宗教系の幼稚園に行かせたかった。
子供たちに、大きくなって何かで悩んだり迷ったりした時に“判断する基準となる柱(軸)“を持って欲しかったから。
心の中に、問いかける仏様や神様がいる子は間違った方には行かずに幸せになれると思ったからです。
そして近所の無認可のキリスト教プロテスタント系の幼稚園に行かせましたが、子供たちにとってとても良かったと思います。
親として私たち夫婦もとても学べました。
今でも当時の園長先生ご夫妻やお友達の親御さんとの交流も続いています。
昔から、
「お天道様が見てるよ」
「そんなことをしたらご先祖様に申し訳ない」
というのが日本人の判断基準として教わってきたことでした。

お知らせ
2023/07/04 16:52

「平和のまちミュージアム」が『第7回日本展示学会賞』を受賞

北九州市の「平和のまちミュージアム」が『第7回日本展示学会賞』を受賞しました。
私も施設内イラストや360度シアターのアニメ制作などを手掛けました。

展示内容も素晴らしく、ふるさとに仕事で貢献できて本当に誇りに思います。

北九州市小倉の旧小倉工廠趾にできた「平和のまちミュージアム」にアニメ製作しました

北九州市小倉の旧小倉工廠趾にできた「平和のまちミュージアム」にアニメ製作しました

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2023/02/08 07:43

白駒妃登美さんの教えに触れて

2月7日の火曜日の朝5時から聞いてた白駒妃登美さんの天命追求型の生き方のお話はとても感銘を受けました。

天(お天道様)を感じつつ育ってこられた白駒さん。
白駒さんの幼少期ののお話を聞きながら、柳田國男の『先祖の話』という本に「自分は将来立派なご先祖になる」と言ってるおじいさんのお話が出てきたのを思い出しました。

亡くなって数世代も経つとその御霊は故郷の山や野に溶け込んでご先祖様となって見守ってくれる。
昔の日本人はそれを総称して「お天道様」と言ったんでしょうね。

また、田舎に遊びに行って棚田や段々畑を見るとその石垣を作った昔の人々のことをついつい想像してしまうんですが、そんなことも思い出しました。
両親やお爺さんお婆さん、子供や孫たちがひもじい思いをしないように、豊かに安心して暮らせるようにと願いながら、地域みんなで力を合わせて重機もない中、手作業で石を積み田んぼにしてきたんだろうなぁ。と。
昔に生きたその人たちの思いを感じずに居れません。

その思いを知っていたから、故郷の人を守ろうとして戦に行った若者がいたこともまた、忘れてはいけないと思いました。
今に生きる私たちは名も知れぬ多くの先人たちの築いた礎の上に暮らしてるんですよね。

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また、白駒さんのお話の中ではこんなエピソードもお聞きしました。
子宮頸がんが転移した肺がんで、お医者様から治る見込みがないと言われ、良い細胞も攻撃する抗がん剤治療などは受けずに与えられた寿命を全うしようと決めたところ、お母様から「東京の医者に診てもらって抗がん剤治療も受けてほしい」と泣いて懇願され、それが親孝行になるならと“信念よりも親孝行”を選んだこと。
入院前の二週間で読んだ偉人の話から、『全ての偉人は逆境ののちに偉業をなしている』と気づいて、今の病も明るい未来のために天が与えてくださった試練なんだと心明るく受け入れ、がん細胞にも感謝したところ、抗がん剤治療の前に肺から影がスゥーっと消えていたそうです。

逆境というのは未来の幸福のために天が、ご先祖様が与えてくれている大事なことなんだという学びは心にずっと留めておきたいと思いました。

憂きことは
のち幸(さき)くませと
吾(あ)がもとへ
天が与へし
ことにぞありける

つらいことがあっても、それは後々幸せになるために必要なことだと、私の元へ天が与えてくださっていることなんだなぁ。


お知らせ
2023/01/20 20:58

和歌の世界|しきしまの道のたのしみ

和歌(短歌)の勉強を始めて五年になります。
なかなか上達もしませんし、良い歌なんて詠めないんですが、それでもとても楽しく学びがあります。
なにしろ、一千年以上前に生きた人の心や感動が和歌を通して今生きている私にもそのまま伝わってきてその心に寄り添うことができる。
これは日本人の大発明だと思います。
それと、心を鍛えられるんです。
天皇陛下をはじめご皇室の方々も和歌を学ぶことで心を磨かれているそうです。

心を鍛えるには言葉を鍛えるしかない。
言葉を鍛えるには歌を詠むことだ。

これは占部賢志先生がおっしゃった言葉です。

確かに歌を詠むときに、つい素直なままではなく「かっこよく詠んでやろう」とか、「上手と思われたい」という我欲が出てきます。
するとその我欲そのものが歌に出てきてしまって、後から振り返ってとても恥ずかしくなります。

素直に詠むのって本当に難しいですね。
ちなみに歴代の天皇陛下の御製(ぎょせい=天皇が詠まれた和歌のこと)はとてもわかりやすく、技巧を凝らすのではなく素直に読まれていますが、やってみるとこれが実に難しいことに気づきます。

先日は皇居において「歌会始」がありました。
和歌を学び始めて、私も詠進歌を提出しています。
当然端にも棒にもか辛いんですが、それでも必ず全ての歌に天皇陛下が目を通してくださると聞いたので、それを励みに提出しました。

歌を詠むときに、文語調の方が言葉が整いやすいんですが馴染みがないので難しい。
そんなときに気づいたのが昔の童謡や唱歌。
昔の歌の歌詞は文語調で格調高いものが多く、その歌詞に親しむことが和歌にもきっと役立つと思い、前よりももっと唱歌が好きになりました。

もっともっと精進して和歌の世界の楽しさを味わいたいと思います。

早春賦

早春賦

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2021/12/26 19:36

本質を学びたい

最近、特に思うのは「真理」「本質」というものを学ぶ大切さ。
仕事のこと、社会のいろんな課題、人間関係、これから目指すべきこと…そんないろいろな悩みや判断に迷った際に、基準となるものを持っていればきっと間違うことはないと思います。
ところが、そもそもそんな真理、本質的なことってなんなんだ?
それを教えてくれる人を探し、どうすればそれが身につくのかを学ばなければ、もし間違って変な基準を持ってしまうとむしろ害悪でしかない。
でも最近ようやく、何をどのように学ぶといいのかが少し見えてきた気がします。
皇居勤労奉仕に参加したり、日本の歴史や古典や和歌について学んでいるのは、一見遠回りのようで実はその中に物事の本質があると思うから。
昨日は今年最後の和歌を学ぶ会『和道塾』がありました。
和歌を学んでいるというと、ほとんどの方から「雅な趣味ですね〜」などとカルチャースクール的なことをやってると思われますが、この会は歌を学ぶことで歌に込められた想いや自分の心の奥深くと向き合う学びの場です。
心がすごく鍛えられます。
そして、過去や現在の方々の素晴らしさに出会えます。
まだまだ参加者が少ない小舟のような勉強会ですが、『本物』の先生からの学びは少ない人数だけで受け取るのは本当にもったいない。
来年からも楽しく学びつつ気付いたら本質に近づいているような学びをしていきたいと思います。
一緒に学びたいという方がたくさんきて欲しいので、もし興味がありましたら一度参加してください。
決して難しくないですし、むしろ面白くて楽しい会です。
次回は令和4年2月23日の天皇誕生日にカルタ大会などをしながら学ぶ予定です。

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2021/04/12 19:48

たけのこ掘り

今朝、早朝から助っ人頼まれてたけのこ掘りしてきました。
初めて掘るという方もいたので、掘り方を説明していくつか掘った後で、
あとは頭だけ出ているたけのこを探しては、
未体験の方に場所を教えて掘っていただきました。
皆さんすごく楽しんで大漁のたけのこを持ち帰ってました。
最後に茹でかたのコツと保存の方法もお伝えしたので今日は皆さんで頑張って茹でていると思います。
我が家でも残った灯油を消費するためにストーブでコトコト茹でて冷ましてます。

茹でかたのコツは弱火でいいので割と長めに茹でることと、茹でたあとは自然に冷めるまで鍋の中で冷ますこと。
ぬかがない時は一掴みのお米を入れたら代わりになります。

保存は調理に使うくらいにカットしたあと、超薄味の醤油味で煮て、煮汁ごとジップロックに入れて冷凍しておけば一年中楽しめます。

根元の綽々した部分は短冊に切ってラッキョウ酢に漬けても美味しいです。
おためしを。

たけのこ,

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2021/03/29 14:39

和歌を読む会でハイキング

満開の桜と桜吹雪が美しい霜山との壱岐神社に集って和歌を作りました

和歌を読む会の集まり、スピンオフで下山門駅に集合し、壱岐神社や元寇防塁跡、生の松原などを散策し、その後は山本さんのお家で酒盛りが始まりました。
こんな楽しい会はやっぱりやらなくちゃ、引きこもってばかりはいられませんね。

御社に舞ひ降るさくらの花びらを追ひて駆けゆく童愛らし

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2020/09/18 16:35

李登輝さんが私の絵を見てくださっていた

今日、感激する写真を目にしました。
先日、惜しくもお亡くなりになった台湾の李登輝元総統閣下が、なんと私が毎月描かせていただいている冊子を見てくださっていたとのことで、実際にその冊子を手にした写真を見つけました。
撮影した方にお願いしてお写真を譲り受け、掲載許可も快く承諾くださいましたのでここにアップさせていただきます。
李登輝閣下とは生前にお会いすることは叶いませんでしたが、こうして絵を通して繋がっていたことが分かっただけでも、大いに励みになります。
これからまた頑張る元気をもらいました。
写真をお送りくださった坂元様、ありがとうございました。
李登輝, 日本の息吹, 台湾, 日本精神,