なつかしい日本の情景・たけなかアトリエ

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2019/02/05 15:29

カラオケの思い出

先日の勉強会では、昭和歌謡の講座もありました。

戦後の曲がほとんどで、たくさんの曲を歌っていただきましたが、残念なことに一曲も知った歌がありませんでした。

 

知らない歌が次々歌われる微妙な空気感に…既視感(デジャヴュ)。

 

思い出したのが、35年以上前の思い出です。

 

まだ、20歳そこそこだった私はクライアントである印刷会社の営業部長さんに連れられて中洲のスナックに行きました。

そこで、部長さんやその部下の方々が歌詞カードを片手に聞いたこともない演歌をカラオケで歌ってました。

 

まだカラオケ経験がほとんどない中で、私にも順番が回ってきて「歌え」と言われますが、演歌なんて全く知らないのでどんなに歌詞カードを捲っても歌えそうな歌が見当たりません。

 

ようやくテレビで何度か聞いたことがある「北の宿から」(「襟裳岬」だったかも)を見つけ、うろ覚えで歌いました。

 

その後も何度か歌うように促されたので、部長さんに「10年経って自分たちがお金払って飲みに行けるようになったら、カラオケも演歌ばかりじゃなくてアニメソングやテレビ主題歌が歌えるようになりますよ」というと、部長さんは「そんな馬鹿なことがあるはずないだろう」と一蹴。

 

しかし、10年どころかその後のバブル景気もあり若い人でもどんどん遊ぶようになったため数年後にはアニメソングがたくさんカラオケに入りました。

 

その頃にご一緒した際に「ほら、アニメソングもカラオケになったでしょ?」って部長さんに言うと「本当やな〜」って笑ってました。